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交通事故の被害者が示談を有利に運ぶための情報サイトです。
保険会社の提示案が妥当なものか、必ずチェックしてください。
ひとたび示談に応じてしまうと、もう覆すことはできません。
なお、加害者の方や無保険車から被害を受けた方に役立つ情報はありません。
トップページの目次
こんなに差がつく!交通事故示談金
最初に伝えたいのは、交渉次第で損害賠償金は何倍も変わるということです。
相手のペースで示談に応じれば、馬鹿げたほど安く済まされます。
その仕組みを簡単に説明します。
賠償金には安い基準と高い基準がある?!
「むち打ちならこれくらい」「片腕欠損ならこれくらい」といった損害賠償金の基準は当然あります。
しかし、その基準が複数あって「安い基準」と「高い基準」があるのを知っていますか?
むち打ちの保険金
安い基準 -自賠責基準- |
高い基準 -弁護士基準- |
---|---|
2~30万円 |
100万円 |
注)上記は概算の例示で、実際の額は症状の程度や治療期間の長さなど、詳細によって変わります。
自賠責基準は、最低限の補償を確保するために強制加入が法で定められた保険の支払い基準です。
弁護士基準は、弁護士が裁判で請求額を決めるための基準で、判例に基づいて作られています。
加害者側の保険屋は安い基準(自賠責基準)に少し上乗せした程度の額を提示してきます。
被害者の無知に乗じて、あたかも「相場水準」であるかのごとく説明しながら。
しかし、ここで安易に示談に応じてはダメです。
弁護士に頼めば、それは2倍~4倍に上がるかもしれないのです。
後遺障害等級でも金額に差がつく
後遺症が残るほどのケガの場合、治療が落ち着いてから、後遺障害等級というものの認定を受けます。
これは生活への影響度を基準に障害を分類したランクづけです。
重い方から順に、要介護1級と2級、介護なしの1~14の等級があります。
この等級が取れるかどうか、そして等級が一つ上か下かで、賠償金に大差が出ます。
自賠責保険の後遺障害等級別保険金表
自賠責の表がわかりやすいのでこれをまず見てみましょう。
ただし、自賠責は最低限の補償をする保険であって、受け取れる保険の一部に過ぎないことは理解しておいてください。
等級 |
保険金額 |
労働能力喪失率 |
---|---|---|
第1級 |
3,000万円 |
100/100 |
第2級 |
2,590万円 |
100/100 |
第3級 |
2,219万円 |
100/100 |
第4級 |
1,889万円 |
92/100 |
…中略… |
…中略… |
…中略… |
第13級 |
139万円 |
9/100 |
第14級 |
75万円 |
5/100 |
上表の保険金の観察
13等級と認定されるか、14等級と認定されるかで、保険金が約2倍違うのがわかります。
ほかの等級でも、1等級違うだけでかなり違うのを確認してください。
上表の労働能力喪失率の観察
労働能力喪失率というのは、後遺症逸失利益の計算で使われます。
後遺症がなければ残りの人生で稼げたであろう収入の減少分を補償する保険金です。
例えば3等級なら労働能力喪失率は100/100(=100%)で、全く働けない、つまり収入ゼロという前提になります。
しかし、4等級と認定されてしまうと、92/100(=92%)ですから、事故前の8%は労働能力が残っているとみなされます。
すると事故に遭わなかった場合の年収の8%は稼げるはずだということになり、その分は逸失利益が減らされます。
「健常者の8%しか労働能力がない人に就職機会があるか?」といったことは考慮されないのです。
このように、後遺障害がある時はひとつでも上の等級を獲得することが大切なことがわかります。
保険屋は支払額を1円でも下げたい
交通事故示談での交渉相手は、通常は加害者側の任意保険会社です。
彼らは被害者の味方ではない。
会社の利益のために1円でも保険金支払いを減らす使命を帯びた者たちです。
保険屋の示談の方向性
- 基準は弁護士基準ではなく、自賠責基準に少しでも近づける。
- 等級は一つでも下げる。できれば等級を取らせない。
これが彼らの原則であり、それに則って示談を進めようとします。
被害者はそれを踏まえて、有利な条件を勝ち取っていかねばならないのです。
保険金増額のポイント
- 弁護士基準で請求する
- 一つでも上の後遺障害等級を取る
ただ、これを素人がいたずらに主張しても通る話ではありません。
保険・法律・事例に精通して理詰めで示談交渉しないと勝てないのです。
慌てて示談に応じるな!
ここでは下記のような事柄をお話しします。
- 示談とは何か?
- 示談のメリット・デメリット
- 目先の金で示談に応じてしまうリスク
- むちうち示談の増額成功事例
示談とは?
示談とは、加害者と被害者で話し合い、解決策をまとめることです。
調停や訴訟と違い、裁判所を交えずに当事者同士で損害賠償の金額を決めます。
示談のメリット・デメリット
示談のメリットは時間と費用の節約です。
裁判にはお金と時間がかかります。
お金についていうと、弁護士費用をはじめ、各種の印紙などの裁判費用や旅費・交通費がかかります。
裁判所に足を運んで多大な時間を取られ、判決が出るまでに何カ月とか1年といった時間がかかります。
示談はそういうものをすべて省いて、早く損害賠償金を手に入れられるメリットがあります。
デメリットは、早くお金がもらえることをエサに、安く済まされるリスクが高いことです。
目先の金で示談に応じてしまうリスク
治療費がかさみ、休業で収入が途絶えている状況では、早くお金がほしい気持ちも理解できます。
後遺障害が残りそうなら、将来のお金も不安だからなおさらでしょう。
保険屋はその弱みにつけこんできます。
例えば「示談に応じれば、1,000万円をすぐ用意できる」と言われたら、心は動くはずです。
相手は「精いっぱいの額」と言っているし、難しいことはわからないので、信じそうになる。
しかし、弁護士に交渉してもらえば3,000万円は確実だとしたらどうでしょう?
1,000万を手に入れたら、その場は楽になる。
しかし、障害が残るなら収入も減るわけですから、後の事まで考えれば3,000万円を求めるべきです。
弁護士が入ると必ず裁判になるわけではない。
弁護士が入った段階で相手が諦めて、態度を軟化させることはよくあります。
弁護士基準での示談に応じることも多いのです。
そうなると金額は高いし、お金が入ってくるのも早いのでベストです。
ムチウチ示談の増額事例
典型的なむち打ち示談の進められ方
一番わかりやすい例として、むち打ち症を取り上げてみましょう。
保険会社が提示してくる示談金は2~30万円程度。
事故後3~4カ月で強引に治療打ち切りに動きます。
後遺障害等級を取らせず、自賠責基準に近い安い保険金で済ませるためです。
多くの人が不満と不信感を抱きながらも、そのレベルで示談に応じてしまいます。
しかし、中には弁護士に頼んで増額に成功した人もいます。
100万円を350万円に増額した事例
(+250万円)
費目 |
提示額 |
交渉結果 |
---|---|---|
治療費 |
50万円 |
50万円 |
入院慰謝料 |
50万円 |
80万円 |
後遺症慰謝料 |
0円 |
80万円 |
逸失利益 |
0円 |
140万円 |
合計 |
100万円 |
350万円 |
【経緯】
追突事故によるむち打ちと腰椎捻挫。後遺障害等級なしと認定してきたが、弁護士が異議申し立てで等級獲得。
(弁護士事務所・響のサイト参照)
フリーダイアル: 0120-702-022
上の実例のポイントはむち打ち(頸椎捻挫)が再検査で頸椎損傷と認められたこと。
これで12等級が取得でき、後遺障害慰謝料と逸失利益という金額の大きい費目が請求できて、大幅増額となりました。
保険屋との交渉の仕方
「あわてて示談に応じるな!」の意味がよく分かったと思います。
しかし、素人が同じ言い分を繰り返して粘っても保険会社は応じません。
相手は保険のプロであり、バックには顧問弁護士もいっぱいいるのです。
感情的な対応も効果なしです。
被害者が怒ったり、泣いたり、すがったり、脅したりするのに保険屋は慣れっこです。
法律と判例をよく踏まえて、多岐にわたる費目の一つ一つを理詰めで交渉するしかないのです。
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保険会社の提示額 |
弁護士の交渉結果 |
いくら増えたか? |
---|---|---|---|
30代会社員 |
110万円 |
825万円 |
715万円 |
20代会社員 |
100万円 |
350万円 |
250万円 |
40代会社員 |
1,160万円 |
4,800万円 |
3,640万円 |
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---|---|---|---|
39歳主婦 |
270万円 |
439万円 |
169万円 |
34歳会社員 |
2,000万円 |
4,200万円 |
2,200万円 |
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